「ASHES AND SNOW」
2006年 05月 20日
それが実際の風景であれ、写真であれ。
後日その情報を手繰り寄せようにも手がかりさえも思い出せず、もうとっくに諦めていたにもかかわらず、ちょっとした偶然的出来事からその手がかりを改めて発見するっていうことはありませんか?
数年前に私はある一人のフォトグラファーが象と楽しそうに戯れている、とっても美しくて素敵なセピア色の写真を目にしました。
どういう訳かその写真にとっても目を奪われてしまった私は、後日彼のプロフィールや作品を探そうとしたものの、その名前が記憶の中からぽっかり抜け落ちてしまっていて非常にがっかりしてしまった記憶があります。
ところがです。
偶然にも先日「yogajaya」のサイトで「ジャヤ茶屋(jayajaya)」と言うイベントをチエックしていた際に発見してしまったのです。
その彼、Gregory Colbert氏の作品、「ASHES AND SNOW」を!!
なんと今回はこの作品の無料上映会がこちらにて行われるとのこと。
何か強い縁を感じた私は友達と早速足を運んでみました。
この「ASHES AND SNOW」のテーマは「人と動物の共棲」。
彼はこの作品において幻想的な詩的感覚にて、「始まり・終わり、ここ・そこ、過去・現在」といったものの存在しない世界を描写しています。
作品が始まって間もなく、まるで深い海の底にいるかの如く、私たちはimaginationとmeditationの世界へと誘われます。
その映像も、終始神秘的かつ非常に魅惑的な雰囲気で、「これがほんとに地球上で撮られたものなのか?」と不思議に思えるほどの想像を絶する美しさです。
鑑賞後は自分の肉体ではなく、精神が時空を越えたとてつもなく長い旅に出てまた現世に戻ってきたかのような感覚を覚えました。
ちなみにこのGregory Colbertに関して私たち日本人には嬉しい情報が。
現在LAにて行われている彼の作品展の次回開催地は横浜である模様です。
こういった作品は好き嫌いが非常にはっきりと分かれるとは思いますが、私的にはかなりおすすめなので気になる方には是非足を運んでいただきたいと思います。
私も今からかなり楽しみです。
関係ないけど、探せばお金をかけずに楽しめる方法っていくらでもあるんだね。
P.S.今回のこの「ASHES AND SNOW」の件に関しては私もリンクをさせていただいている「TRAVELING CANOE」の今井さんが素敵な文章を書いて下さっています。興味がある方は是非こちらもご覧下さいませ!
・「ASHES AND SNOW」(English) http://www.ashesandsnow.org/
by chappyhappy86
| 2006-05-20 23:50
| movie