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先日カルガリーより帰国しました!日々の出来事・体験したことや思い出を写真とともに綴ります。


by chappyhappy86
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Salt Spring Islandへ!

Salt Spring Islandへ!_e0090591_17243120.jpgクリスマスを利用してVancouver Islandの一つであるSalt Spring Islandに行ってきました!

こちらは私が雑誌で以前見て以来、この島の風光明媚な風景と変化に富んだ大自然、そしてそこに暮らす人々のライフスタイルに魅了され、長年訪れてみたかった場所。
クリスマスの喧騒のVancouverを離れての1泊2日の旅となりました。

しかし、これが想像以上のハードな旅に。。。


Salt Spring Islandへ!_e0090591_1725010.jpgSouthern Gulf Islandの一つであるSalt Spring Islandへは、VancouverのTsawwassenから1日に2便しかないB.C.FerriesのSouthern Gulf Island行で3時間ほど。
料金は休日だったため燃料サーチャージなどを含め$11.95でした。
チケットを受け取り早速乗船。
超大型のこのフェリーにはいくつかのフードコート・ゲームセンター・スーベニアショップまで備えられていてびっくり。
そしてフードコートの付近には、出発早々canadianと思われる人たちの行列が。

3時間と結構長い船旅だったため読書をして過ごそうかと本を取り出すと、後ろにいた若者がギターを弾いて歌いだすではありませんかー。
しまった!!
しかも彼の決して上手とは言えない演奏は隣に彼女がいたこともありどんどんエスカレート。
せっかく窓際の席が取れたと思っていたものの、こんな状態では席を移ろうかとしばらく迷っていると、ある中国人男性が彼に話しかけました。
「ひょっとしてうるさいって注意してくれるのかも!?」と思いながら様子を伺っていると、、、
彼はツアーガイドさんでお客さんの一人がこのギター少年と写真を取りたいと言ってるので、良ければお願い出来ないかと頼みごとをしているようでした。
しかも「Because, you are so handsom」だって。頼むよ。。。
その後彼のギター演奏がエスカレートしたのはいうまでもありません。

しばらくしてから船が最初のターミナルに到着。でも様子がなんだかおかしい。。。
Salt Spring Islandまでは3つの島を経由していくはずなのに、なぜかこのターミナルで乗客の全員が降りようとしている。
アナウンスをよーく聞いてみると「Swartz Bay」と言っているような。
自分の状況が飲み込めず、近くにいたcanadianの親子に聞いてみると「ここはVictoriaのSwartz Bayよ。」との返答が。
「でも私はSalt Spring Island行のチケットを買って、言われた番号のデッキに来てこの船に乗ったんだけど。。。」「それが間違いだったのね」
おいおい、全然違う場所に来ちゃったよ。。。
そういえばチケット売りのおばさん、私の前の人のおつりも間違えてたもんなー。
もうVictoriaでもいいかなーと思っていると、VictoriaとSalt Spring Island間のフェリーもあるらしく、ちょうどこれが出発しようとしているところだとのこと。
せっかく来たのだからと諦めずにSalt Spring Island行のフェリーにトライしてみるというと、「It's kind of adventure, isn't it!? Good luck!!」と元気づけてくれました。

そしてチケット売り場にてSalt Spring Island行のフェリーに乗るはずだったのに誤った案内をされてVictoriaに着いたと説明すると、ここからSalt Spring Island行の代金を払えばフェリーに乗れるとのこと。
「誤った案内を受けたのにもう一回お金を払わなきゃいけないの?」と主張し粘ること数分。
「じゃいいわ。これをあなたにあげるから。」と無事チケットをゲットしました。

Swartz Bayから35分ほどでSalt Spring IslandのFulford Harbourに到着。
そこからいわゆるSalt Spring Islandのダウンタウン的なGangesの町までは結構な距離があるため、タクシーを利用しようかと思うもののそのタクシーさえも見当たらず。
どうしたものかと近くのカフェに入ると、「You can do HITCH!! It's very common here. Everybody do that!」との返答が!
でもそんなの危険だし絶対したくない!って思って言ってみると、「他の場所では危険だけど、この島では大丈夫よ!さもなければタクシーを呼んで30ドル以上払わないといけないわね。」と言われる始末。
自信満々のお姉さんの発言を受けてこの歳にしてやってしまいました、ヒッチハイク。。。
外に出て数分粘っていると1台の車が止まってくれました。ふーっ。
ドライバーの方はこの島のホテルで働いている息子さんをピックアップしに行く最中ということで、ちょうど私が目指すGangesに息子さんの働いているホテルがあるとのこと。
今回の私の行為を「You are so couregeous!」と笑い飛ばされました。
運がいいことにこのおじさんの息子さんの職場はGangesのメインストリートからすぐのところでしかも目の前は海!
素敵な立地で値段もまあまあだったので、こちらのホテルにスティすることにしました。
とはいってもこの日は外は嵐。。。

翌日目が覚めると快晴とまではいかないものの、厚い雲の間からはわずかばかり日の光が。
せっかくだからと外に出てGanges Harbourを散歩していると朝日が雲の切れ間から差し込んできてとってもきれいでした。

それから再度ホテルに戻り朝食。
チェックアウトを完了させたあと、フェリーの時間まで荷物を預かっていただいて今度は少し遠くまで散歩をしてみることに。

もともと人口が1万人程度のこの島。
クリスマスであることも手伝ってか、島で一番活気があるはずのダウンタウンでさえ道は閑散としていて誰も歩いていないような状態。もちろん通る車もごくわずか。
Salt Spring Islandへ!_e0090591_17252142.jpgSalt Spring Islandへ!_e0090591_17254876.jpg

Salt Spring Islandへ!_e0090591_1726495.jpgSalt Spring Islandへ!_e0090591_17263057.jpg

とりあえず時間の許す限り歩いてみようとLower Ganges Rd.の登り道を延々と歩き、島の唯一の娯楽施設の映画館まできたら右折してUpper Ganges Rd.を下るコースを歩いてみることに。
アップダウンが激しい道なので、結構なお散歩というかむしろハイキングです。
自分の脚力の限界との戦いっていう感じ。

延々とのどかな風景を眺めながら歩くこと約1時間ほど。
右手にランドマークの映画館が見えてきました。
ちなみに右の写真がその映画館。
映画館とは思えない造りの建物がいい味だしてるでしょー??
これを見ていただければこのSalt Spring Islandがどのような場所でなぜ私がこれほどまでの苦労をしてまでも行きたい!と思ったのかおわかりいただけるはず。
ちなみに左側はLower Ganges Rd.近辺にあったこの島の教会です。
Salt Spring Islandへ!_e0090591_17271982.jpgSalt Spring Islandへ!_e0090591_1729120.jpg

Salt Spring Islandへ!_e0090591_17323111.jpg島においては大きな通りの一つになるUpper Ganges Rd.でさえも道中の風景のおおよそはこんな感じ。

道中歩いている人には誰にもすれ違いませんでした(笑)。

ここでも森林浴をしながらマイナスイオンを吸収し、独り占め気分を満喫。
ほんとここ数日、我ながら贅沢な時間を堪能してるなー。


Salt Spring Islandへ!_e0090591_17484658.jpg

のどかです。。。




Salt Spring Islandへ!_e0090591_17492149.jpg


ほーんとのどかです。。。。



Salt Spring Islandへ!_e0090591_1750543.jpg


めちゃめちゃのどかです。。。。。



それからホテルに戻って荷物をピックアップしてVancouver行のフェリーが出るLong Harbourに向かいます。
今度は52歳(には見えないくらいとっても若い)女性の車に乗せていただきました。
「こんな体の小さい子が大きなバックパック背負って歩いているのを見たら乗せない訳にはいかないでしょう(笑)。」だって。

Vanclouverまで途中いくつかの島々を経由しながらの3時間の船旅。
Long Harbourのターミナルで「隣に座ってもいいかしら。」と言われた今年80歳になるというおばあちゃんとお話しながら、真っ暗闇の中にほのかに灯る島々の家庭のクリスマスデコレーションのライトを横目にあっという間の3時間。
おばあちゃんはVancouver在住の息子さん家族とクリスマスを過ごすそう。
そういえば車に乗せてくれたおばさんもMayne Island在住の娘さん家族とクリスマスを過ごすということで、「ごちそうが待ってるわ!」って言ってたな。

私もまた夏にSalt Spring Islandに戻ってきたいなぁ。

Salt Spring Islandへ!_e0090591_17513476.jpgSalt Spring Islandへ!_e0090591_1752134.jpg


*全身クリスマスデコレーションのおばあちゃん。
  よくみると靴下にまでクリスマスツリーのイラストが。
  そしてさすがクリスマスだけあってフェリーの従業員の方もサンタクロースハットを被っています。
  鼻に赤いボールをつけて黙々と仕事をこなしている従業員の方もいました。
  いいですねー、このクリスマスな雰囲気!
by chappyhappy86 | 2006-12-28 17:52 | traveling